top of page

【日本商業新聞 2025年7月21日号】2025上半期 ベストセラー集計発表

  • 日本商業新聞
  • 7月22日
  • 読了時間: 3分

日本商業新聞トップ面の顔である「週間ベストセラー」の【2025年上半期売れ筋アイテム】の売上動向が確定した。1位には、前回の2024年下半期で接戦を繰り広げ、惜しくも2位だった資生堂「クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn」が圧倒的な差をつけ1位に輝いた。1位~3位は専門店の中で売れ筋アイテムとして定着している他、続々と特徴的なアイテムも発売されるなど、非常に華やかな上半期となった。(中濱真弥)



■圧倒的差で1位獲得 - クレ・ド・ポーボーテ「ヴォワールコレクチュールn」


登場回数・個数共に1位に輝いたのが、資生堂「クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn」で、前回の2024年下半期集計では2位だったが、今回は登場回数102回と2位に34回差、個数においても3751回と2位に1406個差と大きく差をつけ1位に躍り出た。


ヴォワールコレクチュールnの強さは、何と言っても季節に関係なく毎週コンスタントに売れていること。個数でみると毎週100個以上の販売を維持しており、5月以降は100個を下回っているものの、これは「BQ リセットクリア」が4月より台頭している影響であり安定した売上を誇る。



そして2位と3位は登場回数・個数共に僅差となった。まず「コスメデコルテ アドバンストリペアセラム」は、登場回数68回で2位、個数1908個で3位。「カネボウ スクラビングマッドウォッシュ」は、登場回数64回で3位、個数2345個と2位に位置している。


この2品もヴォワールコレクチュールと同じく毎週コンスタントに売れているアイテムで、今回の1位~3位は前回の2024年下半期においても3位内に君臨しており、1年を通してしっかりと売れていることが特長として挙げられる。



次に「メーカー別」でみると、アルビオンとコーセーが様々なアイテムで10位以内に入賞。アルビオンでは、「薬用スキンコンディショナーエッセンシャルN」が登場回数56回・個数1846個と共に4位に入賞しているだけでなく、「フラルネ フルリファインミルクEM/ブライトリファインミルクEM」が登場回数35回で7位、個数が898個と6位となり、更にリニューアルを実施した「アンフィネス パンプマトリクスミルク/ブライトコンセントレートミルク」が登場回数24回の8位、個数700個で8位と、まさに「乳液のアルビオン」を体現した結果となった。


また限定品の「フラルネ リップバーS」が1059個の販売を記録するなど、今年も店頭を盛り上げた逸品となった。



コーセーでは、引き続き「コスメデコルテ ルースパウダー」が堅調な動きをみせている他、「コスメデコルテ ブースティングトリートメントヘアセラム」といった特長高いアイテムも登場。中でも5月に新発売した「コスメデコルテ 毛穴美容液オイル」は、たった5週で個数が625個と9位に入賞するなど、今後の動きが注目されるアイテムだ。



そして主要ブランド以外で毎週ランクインしているブランドが、ジルスチュアートとポール&ジョーである。


ジルスチュアートは「ハンドクリームホワイトフローラル」が底堅く、登場回数38回の6位、個数が790個と7位に入っている他、「ヘッドクレンズ」や「マイリップス」といったアイテムも好調で、スキンケア以外で店頭を彩るブランドとして愛されている。


ポール&ジョーは「下地」が強く、「モイスチュアライジングプライマー/プロテクティングファンデーションプライマー」は登場回数40回で5位、個数は369個と安定的な動きをみせている。



上半期の特長としては、1位~3位は専門店の中で売れ筋アイテムとして定着している他、続々と特徴的なアイテムも発売されていることからも、下期の動きも要チェック間違いなしだ。

コメント


bottom of page