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  • 日本商業新聞

【2022/11/7 日本商業新聞】「フラルネ」の今後に期待 アルビオンらしさ結集しフラルネの奏でる時

 「『フラルネ』は、アルビオンが誕生した当時を彷彿とさせるブランドであり、今こそ化粧品専門店のマンパワーが試される時だと感じている―」。これは、8月にアルビオンの決意を結集し発売された新ブランド「フラルネ」について専門店から集まった声である。今こそメーカーと専門店が力を合わせ「アルビオンといえばフラルネ」と呼ばれるストーリーを奏でていく時だと感じている。(半沢)


 

■「フラルネ」の今後に期待


 アルビオンから8月に発売された新スキンケアシリーズ「フラルネ」。25年に亘りアルビオンの中軸を支えてきた「エクサージュ」に代わり、10年15年先を見据えた新ブランドとしてローンチさせた同商品の決意は、まさに〝アルビオンらしさ〟の象徴であると記者は捉えている。


 化粧品専門店の方々に「フラルネ」についての印象を聞くと「今でこそアルビオンはお店の中でナンバーワンブランドとして位置し、アルビオンブランドを愛するお客様もたくさんいらっしゃる。しかしながら、アルビオンのそもそもの強さというのは、〝マンパワー〟で商品の魅力を伝えていくという我々専門店の〝人の力〟が根幹にあると思っている。まさに『フラルネ』は、アルビオンが誕生した当時を彷彿とさせるブランドであり、今こそ化粧品専門店のマンパワーが試される時だと感じている」という声以外にも、「活動が強くなっていけば、必ずアルビオンの真価が発揮されるだろう」と、前向きに捉えている専門店が多いことが印象的だ。


 また「フラルネ」といえば、肌個性に寄り添うという新たな切り口で展開している美容液「ビビッドチューナー」をフックに新規が獲れているだけでなく、やはり〝アルビオンらしさ〟を感じるのは、乳液の強さと、落とす・洗うアイテムが好調に動いている点にある。


 SCで展開している某専門店では「当店では4ステップに拘っていること、また発売当初から乳液の使用感の高さを実感していたことから、乳液を中心に店前でサンプリングを実施。その結果、フラルネの販売個数トップ5(8月18日~10月16)は、1位:フルリファインミルクEM、2位:フルリファインミルクM、3位:ハイドロボム、4位:ストリンギーウォッシュ、5位:ビビッドチューナーKMとなっており、新規客のうち48%が乳液の購入者として繋がっている」というように、美容液だけでなく、アルビオンといえば〝乳液〟の存在感は「フラルネ」においてもしっかりと継承されている。


 また弊紙「週間ベストセラー」においても、乳液のランクイン率は高く、また洗顔も切り口となっているなどを考えると、美容液と乳液を中心に、様々なアイテムをフックにお客様との出会いや繋がりが広がっていくのではないだろうかと期待できる。


 これからの課題としては、やはり「エクサージュ」からの移行と、「フラルネ」自身のブランドの認知度のアップという2点が中心になってくるだろう。その為には、冒頭にあるように〝マンパワー〟で「フラルネ=アルビオン」の地位を築いていく他ないと感じている。



アルビオンらしさ結集しフラルネのストーリー奏でる時


 アルビオンを中心に展開しているある専門店では「当店では、発売前に会員様中心にフラルネのサンプリング活動を行い、実際にサンプルを試された方のうち、エクサージュを愛用されていた方の約7割がフラルネに移行してくださっている。大事だなと感じたことは、きちんと説明し、商品を実感いただけたお客様はフラルネの良さを実感し移行してくださっていること。今後は、商品の素晴らしさを伝えつつ、ご紹介活動及びタッチ活動を徹底して実施することで、少しずつ認知度を上げていきたいと思っている」と話す。


 今こそメーカーと専門店が力を合わせ〝アルビオンらしさ〟を発揮し、お客様から「アルビオンといえばフラルネ」と呼ばれるブランドへと成長することを期待するばかりである。

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