資生堂は「ビューティーパートナーコンベンション2024」を、2月13日~16日の4日間に亘り、ビューティーパートナー施策参加店上位3クラスを対象にグランドハイアット東京にて開催。コンベンションは1泊2日の日程で3回に分けて実施。プラチナ108店/ダイヤモンド148店/ゴールド109店の合計365店が参集した。会の中で資生堂社長COO兼資生堂ジャパン社長CEO・藤原憲太郎氏は「私は皆さんと胸襟を開き、経営課題を共有し、そして新しい美容価値創造をともに挑戦することにより、美を通じて日本の生活者に幸せで豊かな日々をお届けしたい。共に稼ぎ、共に成長するパートナーシップを目指す」と意気込みを語った。
■共に稼ぎ、共に成長を
初日の会の冒頭、資生堂代表取締役社長COO兼資生堂ジャパン代表取締役社長CEO・藤原憲太郎氏とプレステージブランド事業本部長・堀井清美氏が各テーブルをまわり、参加者1人ひとりに「2023年度クラス達成記念品」を贈呈、感謝の意を伝えた。
続いて藤原社長より「みなさまと共に実現したい相互成長」と題しプレゼンテーション。「資生堂はパーソナルスキンビューティー&ウェルネスカンパニーの先駆者となり、25年までにビジネストランスフォーメーションを完遂する」と述べ、また専門店事業においては「顧客体験の価値向上」を掲げ、「共に稼ぎ、共に成長するパートナーシップを目指す」と語った。
続いて「価値創造による持続的成長」について、資生堂副社長チーフマーケティング&イノベーションオフィサー・岡部義昭氏が登壇。資生堂において「科学に基づいたサイエンスの力と、アートのコミュニケーションを融合することが資生堂の価値である。その実現にはブランド価値の最大化が必要であり、話題になる新しい市場、文化を創造する価値づくりに取り組んでいきたい」と述べた。
プレステージブランド事業本部長・堀井清美氏からは「多様な顧客体験の実現」について説明。はじめに23年の売上やメンバー数、ブランド毎の協働取組成果を発表。「多くのお客さまに専門店の力を届けることができた」と述べ、また24年に実行していくこととして「お店ごとの強みに合わせた最適な提案(強みを打ち出したカウンター・お店づくり、短時間で満たす美容体験)を強化し、更に圧倒的に支持されるブランド及び商品育成を行っていく」と語った。
その後「24年のブランド戦略として」、プレステージブランド事業本部 グローバルマーケティング部 クレ・ド・ポー ボーテグループブランドマネージャー・萩原里美氏、同 同 SHISEIDOグループブランドマネージャー・松村美穂氏、同 リージョナルブランドマーケティング部 ベネフィーク価値開発グループブランドマネージャー・益井澄子氏、同 同 inouiグループブランドマネージャー・早津邦仁氏、エフェクティム取締役・定森大輔氏が登壇し、各ブランドの23年の振り返りと24年の方向性について説明が行われた。その中で「ベネフィーク」においては、24年度は「リセットクリアで出会い、セラムでブランドを語り愛用者を育成する」をテーマに、具体的な体験活動や商品戦略について触れた。
2日目は、堀井事業本部長による1日目の振り返りが行われた後、プレステージブランドマーケティング本部長・清水明子氏が「ブランドとお店にとって大切なこと」をテーマに登壇。「ブランドとは、機能に加えてストーリーを届けることで価値が高まり、そこに〝人〟が加わることで一人ひとりの最適化に繋がる」と説明。そしてプレステージブランド事業本部専門店営業本部専門店部長・初鹿英志氏が壇上しトークセッションが行われ、業界紙と専門店のインタビュー動画を交えながら、ECとリアルの有用性について説き、「次の100年に向け新しい製販をつくっていきたい」と語った。
次に初鹿専門店部長より「24年の取り組み」について具体的な説明が行われ、藤原社長によるクロージングで全日程が終了となった。
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