• 日本商業新聞

【日本商業新聞 1面】強さ際立つ「コスメデコルテ」 2022/4/18

 「コスメデコルテ」が、このコロナ禍において際立った動きをみせている。根強い人気を誇る「アイグロウジェム」や「フェイスパウダー」に加え、「新リポソーム」が発売から継続して新規及びリピートにしっかりと繋がっている他、新スキンケアブランド「イドラクラリティ」の発売によって「2類愛用者」の育成に繋がるなど店頭において好循環が生まれている。また今後は、各メーカーから期待の新製品が続々投入されることから、化粧品専門店流通に明るい光が差し込みそうだ。



■強さ際立つ「コスメデコルテ」


 3月は「まん延防止等重点措置」が各地で解除され、東京においては繁華街の人出も重点措置前の水準に戻っているなど街に活気が戻りつつある。「化粧品専門店」においても、まん防の解除に加え、春休みに入り若者の外出や家族連れが増加するなど、「売上・客数」共に前年を上回ったお店が多かったようだ。

 中でも群を抜いた強さをみせているのが「コーセー コスメデコルテ」の動きである。弊紙企画「マーケットアイ」にて登場頂いている「HIROSEYA with @cosme」の「コーセー」の「3月度売上高」をみると、2月に引き続き好調に推移し前年比170%と大きく伸長。

 更に「売れ筋ベスト10」にも「コスメデコルテ」から6アイテムがランクインするなど強さが際立っている。

 また関東のSCで展開している某経営者は『3月のコーセーの「売上高」は、前年比205.1%、「客数」同205.4%、新客数154名と圧倒的な好調さをみせている』と話しており、また別の専門店経営者に聞いてみても、『コロナ禍の中、「コスメデコルテ」は非常に好調な動きを示している』といった共通の声が集まっている。



■〝ヒット商品〟続々と


 好調の要因について話を聞くと、『昨年のAQのヘア製品から商品力がグッと高まったと感じている。その後の「リポソーム」のリニューアルも、店頭支援を含めて安心して展開を進めることができ、当店ではリニューアルを機に、デコルテコーナーの他に、リポソームだけの専用棚を設置し年間を通して進めていく』といった声の他、『リポソームやフェイスパウダー、アイグロウジェムなどヒット商品で新規が獲得できている』『化粧下地の「ロージーグロウライザー」がバズッており、入荷したらすぐ売り切れになる』など、各カテゴリーからヒット商品が生まれてきていることが大きな要因になっていることが見てとれる。



■「2類愛用者」育成にも貢献


 また、某業態店経営者は『これまで、コーセーは単品で強いアイテムはあるものの、化粧水・乳液の「2類愛用者」への育成が課題であった。しかし新スキンケアライン「イドラクラリティ」が発売されてからは、洗練されたパッケージに加え、マスク悩み等で増えたトラブル肌やうるおいといった肌実感が奏功し、しっかりと2類愛用者への育成にも繋がっている』という声もあり、更にまた違う専門店からも『スキンカウンセルの有効活用によって、毎月コンスタントに化乳の愛用者育成に繋がっている』というように、強い単品アイテムで新規及びリピートに繋がっていることに加え、課題であった2類愛用者育成にも少しずつ成果が表れてきていることが強さに繋がっているようだ。


 このように、「コーセー」はモノづくりにひと際磨きがかかってきたと同時に、ヒット商品の好循環が店頭で生まれており、今後水平展開できたならば、更に強い存在になっていくと感じている。片側で課題を挙げるとするならば「プレディア」の強化をどうしていくかだろう。

 また今後は、「資生堂」「アルビオン」においても、続々と力の入った新商品が投下される。化粧品専門店にとっては更なる追い風になることから、明るい話題が増えていくことを期待したい。

(中濱)